アニョハセヨ、旅け~さんです。
これはおじさんが今から10年ほど前、初めての海外旅行で韓国の済州島へ訪れた時の
記録です。
当時は今より円高ウォン安で、また韓流ブームの影響もあり日本から韓国への観光客も多く日本人天国のような場所でした。

あの頃はほんとに良かったなぁ。

今ほど反日を意識させられることもなかったわ。
当時を懐かしみつつ、思い出す限りの韓国情報をお伝えできたらと思います。

初めての韓国(済州島)
初めて韓国へ行ったのは今から十数年前、知り合いのツアーの穴埋め要因として同行した済州島でした。
それまでは、海外旅行の経験もなく興味もなかったのでもちろんパスポートも持ってません。

行く前までは、わざわざ高い交通費を払ってまで海外に行く必要
はない、その分国内で遊んだ方がいいじゃないかと思ってました。
ただ、お付き合いの都合上断る事もできずすぐに役所で十年のパスポートを取得し、二泊三日分の着替えを持って飛行機に乗りました。
広島から仁川空港、金浦空港から済州島に到着。
済州島の空港でまず私が驚いたのは、空港を取り囲む城壁の要所々の見張り台に機関銃を携えた軍人がいたことです。こんな観光地のものものしい警備に違和感を覚えました。
空港施設を出るとガイドさんに連れられ15人ほどのおじさん一行がぞろぞろとマイクロバスに乗車します。
はじめての妓生とカジノ
ホテルの前に宮殿へ
10分後に到着したのは、赤、青、黄色の原色で彩られた昔の宮殿のような建物でした。ここで今回の旅行の個人的なパートナーを選びます。
これがいわゆる妓生(キーセン)と呼ばれるものです。この当時は済州島にもありましたし、ソウルにも2軒ほど残っていたようですが、済州島のキーセンは翌年には閉鎖されてました。

午後3時ごろチェジュグランドホテル(現在は、メゾングラッドチェジュになって、キレイにリニューアルされてます)に到着すると程なくパートナーが現れ、チェックイン後
各々の部屋へ。
パートナーに留守番させてみんなでカジノへ行くことになりました。
済州島のカジノ

ここのカジノはパラダイス系列で、ホテルの一階の奥の方のありました。
入る時、受付でパスポートの提示を求められます。(日本人慣れしているのかチェックもそんなに厳しくありません。)
ザワザワと賑やかなカジノホールに入ると、テーブル席は半分くらい埋まってます。
チップ片手にウロウロしている人、ソファーで無料のドリンクを飲んでる人、レストランで食事をする人(この頃カジノ来場者は食事が無料でした。)いろんな人でごった返す中、取り合えず日本円をウォンに両替しなければなりません。
受付を通って左側のexchangerの窓口で5万円両替します。当時はウォン安で70万ウォンほどありました。金持ちになった気分です。
初めての私は比較的席の空いているスロットをやりました。ビギナーズラックですねぇ、4万円ほど勝ち、今度はルーレットに挑戦、4万円は負けても元々と思ったらそのとうりになりました。
他の同行者はポーカーとかブラックジャックをやってましたが、私はルールもいまいち分からないので、しばらくして部屋へ帰り午後6時半まで片言の日本語をしゃべるパートナーと談笑してました。
ツアーの食事
午後6時半からガイドさんの案内で焼肉屋でみんなと食事です。

タレはピリ辛でおいしいですが、肉は日本のほうがおいしい
というのが正直な感想。
ほとんどの肉はたれに付け込んであり肉本来の味は分かりません。おそらく塩コショウだけで食べると日本の肉にはかなわないと思います。ただ野菜にくるんで味噌を付ける食べ方ははじめてで美味しかったのを覚えてます。

お店の名前ははっきり覚えていませんが、確か「豊」
の文字がついてた。
お酒は、ジンロウ(韓国の焼酎)とマッコリを飲みましたが、私の口に合ってたのかとてもおいしかったです。

食器と爪楊枝
基本的に食べる時は箸とスプーンを使いますが、この箸が金属製で、噛むときにカチカチとして、慣れない私にはなんだか銀紙を噛んでるような違和感を覚えました。


珍しかったのが、爪楊枝!飴色の硬いものでしたが、「これはデンプンでできていて食べ
られるよ。」とパートナーが自慢げに説明してくれましたが、内心、使った爪楊枝を敢えて食べるやついる?とツッコミたくなりました。
一人5千円の料金を払い食事会は解散。
私は親しい人と4人でカラオケ店へ
済州島のカラオケ店
日本のカラオケとは異なり、賑やかな若い男性スタッフ4~5人いるキャバクラみたいな所です。席に着くと注文する間もなく当然のようにフルーツセットがドーンと置かれます。
初めは若いスタッフの盛り上げ方も上手で面白かったのですが段々うざくなり、度々チップを渡すのもあほらしくなったので1時間ほどで店を後にしました。
ホテルの部屋へ帰ってからは、入浴を済ませ疲れからかぐっすり眠らせて頂きました。
済州島2日目
翌朝は、ホテルで朝食を終え観光です。
済州島の観光
済州島は韓国の南端に位置するリゾートアイランドで、韓国の人も本土から観光でたくさん訪れています。日本で言うと沖縄のようなところです。
火山でできた島には、いたるところに火山独特の造形美を見せてくれます。中国の元が侵攻してきた際に牧場をたくさん作ったのでいまでも馬がたくさんいます。競馬場もあるくらい。
など珍しいものがありました。
正直観光にあまり興味のない私ですので記憶も曖昧ですが海岸沿いに溶岩が流れ固まったような岩場や、昔の済州島の人々の暮らしを再現した民俗村、火山の噴火跡のある
小高い山、鍾乳洞など見て回りました。

海岸線

火山入口

済州島のフェリー

民俗村

鍾乳洞入口
行ってみるとそれぞれ珍しかったり景色が良かったりでそれなりに楽しめました。
お昼にはパートナーの案内でタッカルビとチヂミを食べましたこれが安くて美味しかった。
その後またホテルに戻り、カジノへ
今日はルーレットで勝負、、、勝てません。
それじゃあ大小で勝負、、、まるっきりダメ。
結局3万円ほど負けて部屋でふて寝。
プチボッタくり
夕食は親しい人とその人のパートナーの案内でケジャンを食べに行きました。
カニは日本の山陰のズワイガニや瀬戸内海のワタリガニが最高と思っていたので、韓国の
カニはどうなのかな?と興味がありました。
出されたのは生のワタリガニを醤油漬けにしたようなもの(カンジャンケジャン)、カニの時期ではなかったのか生臭くてあまり食べられなかった。

正直に言うと美味しくなかった。
海鮮鍋もつつきながら食事を終え会計です。
ここでビックリしました。
四人でお酒もジンロウ2本、マッコリ2本飲みましたが
一人2万円だと言われました。

はぁ????女の子のマージンは有るにしてもその値段
はないでしょう。
でも、旅行中のトラブルは避けたいし、知り合いの人にも悪いと思いしぶしぶ払いましたが。
帰り際、店員が「カムサハムニダ!」
私は心の中で二度と来るか!と叫んでました。
その後はどこにも行く気がしないので、先ほどの食事代を取り戻すべくカジノへ
夜中12時まで遊びましたが、泣き面に蜂結果は見えてました。結局5万円ほど負けうなだれながら部屋へ待っていた笑顔のパートナーに癒されつつ就寝。
さようなら済州島
翌朝早くにホテルを出発、途中土産物さんに寄りながら空港へ、さよなら済州島、
「カムサハムニダ」
「アンニョン」
以上でおじさんの初めての海外旅行(済州島)は終わりです。
いろいろありましたが、この時の経験が後々韓国にはまるきっかけになりました。
一番よかったのは、やはり優しく献身的なパートナーの存在ですね。
もう一つはカジノでの高揚感、それから安くておいしかった料理です。
日本に帰国してもすぐにまた韓国へ行きたくなりました。
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